強豪校での経験が『福井のサッカーを変える』決心に高校は福井を飛び出し、滋賀県の野洲高校に進学しました。福井時代は同年代の中では一番上手かったと自信を持って言えるレベルで当然プロになるつもりでしたが、野洲高校では全く歯が立ちませんでした。野洲高校もレベルの高い環境ではありましたが、全国で見るとまだまだです。福井トップでもこのレベルか、と衝撃を受けたのを覚えています。未来を見据えて福井のサッカーのレベルを引き上げる必要があると高校時代から考えるようになりました。手段は指導者でも、経営者でも良かったのですが、『福井のサッカーを変える』という想いが現在の活動 MAN to FOOTBALL STYLEに繋がっています。指導の根底にある、岩谷イズム野洲高校の岩谷篤人さんと言えば、有名なのでご存知の方も多いと思います。彼独自の指導方法に驚きと影響を受けました。他にも練習中はヒール、トーキックを使わないように指示されたり、試合中はツータッチしか使うなと言われたり。試合中に呼び出され3~4分話し込んでいた事もありました。型破りではありましたが、都度しっかり伝えてもらえるので選手は理解が深まります。誰に何を言われても自分のスタイルを貫く姿勢は見習いたいと思いますし、今も自分の指導の根底には岩谷イズムが根付いていると感じます。スタジアムを建設し、屋内型マンツーマン指導を実現福井はとても天候が悪い地域です。屋外で練習するとすぐに雨や雪で中止になってしまいます。数少ない屋内型の施設も予約の奪い合いで確保が難しい。スクールを立ち上げるなら必ず屋内型にしたいと思っていました。マンツーマンの指導をする事で、コート程の広大なスペースがなくても十分上質なサービスが提供できるので、『屋内型マンツーマン』を特徴に指導方法を磨いてきました。現在では、人工芝の上に大きなモニターを設置し、撮影した選手の動きを確認してもらえるようになっています。現状を正しく把握し、自分で考えて改善に繋げる事を大切にしています。他にも自主練スペース、マシンの充実、面談室の設置等を通じてテクニック、フィジカル、ブレインの3つをバランスよく鍛える体制が整いました。更に、合宿所も併設しているので全国から泊りがけで来てもらえる環境になっています。サッカーを通じて、人間的に成長してほしいプロになりたくてもなれない人がほとんどです。小学生1600人のサッカー少年の中で夢を叶えるのは1人と言われる程狭き門。だからこそ、結果だけでなくサッカーを通じて人間的に成長して欲しいと思っています。僕らのスクールではマンツーマン指導だからこそ密なコミュニケーションが可能です。親御さんへ感謝の気持ちを伝えているか?選手が今困っている事は何なのか?都度話すようにしています。選手、親御さん、スタッフ全員が一緒に成長していける環境を目指しています。親御さんとのコミュニケーションにおいても、その熱意に驚かされます。決して安くない授業料を払い、中には2時間かけて通っている選手もいます。僕らは全力でそれに応えたいんです。「MAN to FOOTBALL STYLEに通い始めてから自主練を始めたり、ノートを書くようになった」という変化に、親御さんと共に感動する日々です。『福井のサッカーを変える』ブレずに前に進み続けるスクールに通う事で、選手は当たり前に上達していきます。生活の中で努力が垣間見えたり、変化を感じた時は人間力が強化されたと感じます。技術的にも上達するための準備が整ってきた証拠です。選抜に選ばれた、リフティングの回数が増えた等親御さんからの嬉しい報告をLINEで貰うと活力になります。笑顔でスクールに通ってくる姿や時に難しい顔をしながら悩んでいる姿と直接向き合う事ができるのも嬉しい瞬間です。現在の事業を始めたきっかけは冒頭でもお話しましたが、『福井のサッカーを変える』という信念でした。残り50年くらいの人生を懸けて福井にJリーグのチームを作り、日本一にする事が目標です。日本でJFLがない県2つのうちひとつが福井です。まずはJに昇格させるところを達成したいです。MAN to FOOTBALL STYLE は世界一のサッカースクールにしたいという想いで立ち上げたスクールです。現在は日本全国に展開する事を考えて日々活動しています。僕自身は今後も福井を拠点にしますので、世界中、日本中から福井に足を運んで貰えるようなスクールを目指しています。