風間八宏さんとの出会いから、プロへの道がひらけた栃木SCでプロ生活を終えた後、サッカーから離れて別の事に挑戦しようと考えていました。過去に大分トリニータに在籍していたご縁もあり、大分に移住。半年程経った頃に「ジェイリースがサッカー部を創ろうとしているので選手兼監督として入ってもらえないか」というお話を頂きました。2018年4月の立ち上げ当初から参画し、現在に至ります。中学までは部活動でサッカーをやっていたのですが、ユースに入ったタイミングでトップレベルの環境になり衝撃を受けました。オランダ人の監督だったのですが、彼の元でプレーした3年間でかなり技術が身に付きました。ポジショニングなどかなり細かい戦術を叩きこまれました。筑波大学に入ってからは何度か監督が変わりましたが、4年生の時にお世話になった風間八宏監督から大きな影響を受けています。風間さんの事はサッカー人であれば誰しも知っていると思うのですが、技術への拘りが強く、彼の元でプレーできた事でプロへの道が開けたと感じています。好き嫌いなく選手と接することを大切に指導者としての経験がまだ浅く、確たるものがあるわけではありませんが、大切にしているのは好き嫌い関係なく選手と向き合う事です。自分自身、選手時代とても気にしていた点であり、プレーにも影響すると考えています。また、監督として自分の決断に責任を持つ事は常に意識しています。選手とのコミュニケーションでは、どのタイミングで何を話すかが重要です。うまくいく事もいかない事もありますが、日々勉強という気持ちで経験を積み重ねている最中です。選手の時は自分軸でした。良いプレーができた、勝ったという喜びがメインでしたが、指導者としては自分のパフォーマンスではなく、選手が伸び伸びプレーしている姿が一番嬉しいです。会社のメンバーやサポーター含め自分以外の人が笑顔になっている事がやりがいです。ジェイリースFCをアマチュアNO.1クラブに創部6年目のチームでスタートは大分3部リーグでした。その後毎年選手の入れ替えもありながら急速に成長しています。今年は有名な選手の加入もあり、注目度が高まっていますが、当初から『地域貢献』を掲げて運営しています。コロナ禍で外に出る機会が減ったので地域貢献活動が一時できませんでしたが、そろそろ再開したいですね。ジェイリースがスポンサーをやっていた事もあり、大分トリニータとの繋がりは強いです。昨年業務提携もし、僕を含めトリニータのOBも続々加入しています。チームとしては、JFL昇格を直近の目標にしています。その先はHonda FCやソニー仙台FCのように企業チームとして強くなって、アマチュアNo1のチームを目指していきたいです。ジェイリースは全国に支社があるので九州に留まらず、各地の社員に応援してもらえるチームになりたいです。今後一生指導者として生きていくか、まだ自分の中ではハッキリしていません。今後はライセンス取得含め、様々なチームを経験して自分の得手不得手を明らかにして指導者としての立ち位置を見極めていきたいです。