今回は、Footballcoachの人気企画Bookedをご紹介。Bookedは東京都を拠点に、"本を読まずに参加する読書会" として月一回イベントを開催しています。毎月変わるテーマ本に関して、図解を用いた解説や参加者同士のディスカッションを行い『学び』を深めると同時に『ネットワーク』を作り出すこともできる貴重な機会として人気を博しています。そんなBookedをFootballcoachでも定期的に開催しています。Booked主宰の浦野真理さんによる図解を用いた解説と、参加者とのディスカッションの時間は毎回白熱の時間。「もっとたくさんの本を読みたいけど、時間がない」「あまり本を読んでこなかったから、本からさまざまな知識を得たい」「読書が大好きなので、本を通した人脈を広げたい」読書が大好きな方も、あまり本を読んでこなかった方もフラットに楽しめる Bookedの魅力をご紹介します。Footballcoach x Booked 過去開催回はこちらからチェックして頂けますテーマ書籍『THE team 5つの法則』テーマ書籍『ザ・ファシリテーター』テーマ書籍『13歳からのアート思考』事前準備はゼロでOK。まるで自力で読破したかのような充実感タイトルにもある通り、Bookedの魅力としてまず語るべきは『本を読まずに参加できる』という点。イベント当日までに準備するものはありません。"楽しむ気持ち" さえもって参加すれば、終わった頃にはまるで一冊の本を自分で読み切ったかのような充実感を得ることができます。普段なかなか本を読む時間を作れないサッカー指導者の方も、「こんな短時間で本を読んだ気分になれるなんて驚き。自分で本を読むだけだったら誰かと意見を交換したり感想を言い合うのは難しいけど、Bookedはそれができるので本による学びも濃く、質も高まるのだと思います。図解を使った浦野さんの解説もわかりやすく、所々で参加者も一緒に考える時間を設けてくださるので、頭を使いながら参加できるのも楽しいですね。」と絶賛。一見難しそうな、なかなか自分で買って読む勇気の出ない本でもわかりやすくかつイメージしやすいような例えを使って説明してくださるので、専門的な知識や語彙力に自信がない方でも楽しんで参加できます。これまでBookedで取り上げてきた本のジャンルはさまざま。歴史本や哲学書、ビジネス書籍までその時々によって違うジャンルの本に触れることもできる機会として読書好きからも注目を集めています。Footballcoachではサッカー指導者の参加者が大半を占めるため、より現場に落とし込める知識をニーズにとらえてビジネス書籍をピックアップしています。「ビジネス書籍の内容をサッカー現場に置き換えて考えることでイメージを膨らませやすく、ここでの学びを現場で活かすことができる」というお声も多いです。FootballcoachでのBooked企画では、参加した指導者が自らの悩みや課題を述べ、そこに対して浦野さんから次回のBookedテーマとなる書籍を提案しながら決めることで、指導者の悩みや課題の解決につなげています。さまざまな企業でも取り入れられている学びの場Bookedは、主催イベントの他にも企業や会社に赴いてイベントを行うことにも力を入れています。ソニーでは毎月Bookedを開催しており、コロナ前は品川本社にある研修や学びのための「PORT」という施設に招かれる形で始まりました。※参考: SONY PORTサイトhttps://www.sonypcl.jp/works/00035.htmlコロナ禍ではオンラインで開催しており、文字通り「全国各地」のソニーグループ社員が毎月、本の解説と社員同士のディスカッションを楽しみに参加しているそう。「長くお付き合いして感じるのは、ソニー社員の皆さんの特徴です。成長や学びへの意欲が高く、発言を積極的にする人が実に多いのです。これまで30回開催して参加者が100名を下回ったことは一度もありません。『シン・ニホン』のようなヒット作を扱うときには700名以上集まります。チャット欄はリアルタイムで追いつかないほど活発です。」Booked主宰の浦野さんは、企業でのBooked開催は相互メリットが非常に多いと語ります。「忙しくて本を読めていないので非常にありがたい」「別の部署の社員と本音で意見交換ができて有意義だった」「次はこの本をやってほしい!」など毎回のアンケートでは熱い声が寄せられ、毎月のBookedと同時並行して「深める会」という企画が数名の社員のよって自発的にスタートしています。旭化成グループの製薬企業・旭化成ファーマでも定期的に開催してきました。こちらのBookedにはCEOを含む役員の方が参加することも多く、他にはない独特な交流の場になっています。「たとえば、地方エリアの営業社員とCEOが対等に意見を交わす場面がよくあり、実にフラットなカルチャーが伝わってきます。オンラインでしか起きない化学反応だと感じます。コロナ禍をきっかけにリモート勤務が減速になった企業が少なくありません。リモートでは雑談の機会もなく、業務一辺倒になりがちですから、Bookedのような『しかけ』が以前に増して意義を持っていると感じています。」個々人の学びを深めるだけでなく、組織におけるコムニケーションツールとして活用する企業も増えてきているということですね。他業界からの視点も取り入れ、より多角的な視点や物事の判断を指導現場にも。サッカー指導者の方が多く参加するこのコミュニティにおいてBookedを開催する意義としては、『指導現場で活かせる知識や学びを、他業種から得ることができる』こと。「普段は、サッカーの指導現場から得る知識や学びが多い。良くも悪くも、サッカーというフィールドでの視点に偏るため新たな視点からの学びを得たいと思っていた。Bookedに参加したことで、ビジネス書籍からの学びをサッカーに置き換えて考える癖をつけることができたので現場で起こりうる事象にも広い視野を持って判断できるようになりました。」サッカーを指導しながらクラブ経営者として活動される指導者の方も多く、ビジネス観点でもBookedから多くの学びを享受できます。普段多くの選手たちと関わるサッカー指導者という立場であるからこそ、サッカー以外の教養を得れる機会は必要になってきます。また一冊の本でも読み手によって捉え方や感じ方が大きく違うため、それぞれの参加者の考えや意見に触れる時間にもなります。Bookedは今後も定期的に浦野さんにご協力いただき、Footballcoachにて開催していきます。すぐに指導現場で活かすことのできる知識や捉え方をこの企画から得ていただけるので、Bookedへの参加にご興味ございます方は公式LINEなどから開催日決まり次第、情報共有させていただきますのでそちらからご参加ください。過去のBookedの様子は、アーカイブ動画としてもご覧いただけます。(過去開催のBookedより)『ライフシフト : 100年時代の人生戦略』から読み解く、主体的な人生を歩む方法心理的安全性が保たれた『恐れのない組織』の作り方。『2040 教育のミライ』から考える、中国教育改革とこれからの日本教育の在り方『13歳からのアート思考』に学ぶ、自分の色を表現し “真のアーティスト” になる方法。サッカー現場に落とし込む、ビジネスにおける ”リーダーシップ論”"本を読まない読書会" で考える、サッカーチーム理論