19歳で渡独し、8年間ブンデスリーガでプレー、ブンデスリーガ初の日本人キャプテン、W杯を2度経験など数々の実績を残してきた酒井高徳選手(ヴィッセル神戸)がサッカー選手として、一人の人間として大切にしている ”こだわり” が自身をどう成長へ導き、アイデンティティを築いているのか。Footballcoachでイベント企画を行った、酒井高徳選手がアンバサダーを務める経口補水液「O.R.S」主催のトークイベントの様子を一部抜粋してお届けします。トークイベント全編動画はこちらから酒井高徳の強靭なフィジカルの要因は、"日々の徹底的なフィジカルコンディショニング" にあり。「小さい頃から、周りに比べて『サッカーが上手ではないな』と感じながら育ってきました。その中でもサッカーをする上で自分が武器にできるものは、体の作りやフィジカルな部分だと思い、フィジカルコンディションには特に気を使ってきました。これまでのキャリアで、ほとんど怪我がない要因の一つが、未然に予防するフィジカルコンディショニングです。多くの人は怪我をしてから再発防止のためのコンディショニングを考え、対策を行うと思います。僕の場合は少し違って、怪我をしないように最初から何をすべきか、先輩や周りの選手から意見をいただきながら、予防にかなり力を入れて取り組んできました。試合に出ることだけが目標ではなく、試合に出て常に100%のパフォーマンスを出すためにフィジカルコンディショニングは怠らないようにしています。その点、愛用しているO.R.Sはタブレットを水に溶かすだけでできる経口補水液なので、いつでもどこでも手軽に水分を素早く吸収して、保持してくれているのでかなり助かっていますね。」世界でもトップレベルのフィジカルコンタクトが求められるブンデスリーガに19歳で挑戦し、8年間ピッチに立ち続けたのはもちろん、Jリーグ復帰後も継続して試合出場をこなす酒井選手。酒井選手のコンスタントな試合出場を支えるのは自身の意識や取り組む姿勢に加えて、O.R.Sを通した適切な水分補給もキーになっているそうです。「ドイツで8年プレーした中で身をもって感じたのは、1試合でも無駄にしてしまうとようやく勝ち取ったポジションでもすぐに奪われてしまうということ。とにかく休まないように、一瞬でも気を抜いたら終わりだという危機感はドイツでプレーして鮮明に芽生えました。こういった危機感はJリーグに復帰してからも常に意識しています。」酒井選手の強靭なフィジカルを支える要因の一つには、生まれ持った体格を存分に活かすための日々のコンディショニングがありました。「海外で活躍するために必要なのは、"自分の存在意義" を示すこと。」「初めて海外挑戦した19歳の時に、日本で通用していた部分がこのままでは全く通用しないと痛感しました。自分のポジションを虎視眈々と狙っている選手が多い中で、プレー面もそうですがメンタル的にももっと強くならないといけないと思いました。そこに必要なのが、"自我 " だと思います。普段の生活から『自分はこうなんだ』という自己主張を続けて、自分の存在意義をしっかり説明してアピールしていくことで、信頼に変わっていくことにも気づけました。これは日本人にはなかなか難しいことだと思っていて、自分も慣れるまでに時間がかかった部分ですが、自分よりハードルが高いことに挑戦するときに必要なものだと思います。」サッカーやスポーツに関わらず、日本人が世界に舞台を移したのち、初めに越えなければならない壁とされているのが "環境に惑わされない自我の確立" 。Jリーグから海外に飛び立った際の自身の経験談を踏まえ、世界で戦うためのマインドセットを伺うことができました。「ヴィッセル神戸では僕も含め、イニエスタ選手や大迫勇也選手などトップレベルの舞台で実績を残し続ける選手も多く在籍しています。クラブ内でもそうですが、Jリーグ全体としてもそのような世界基準の取り組みやマインドセットが伝染してくれたらいいなと思います。海外でプレーした選手が日本に還元するのは今後も必要ですし、ピッチ内でプレーで表現していけたらと思います。これは僕にとっての大きな使命として意識しています。」自分で選択したものを、正解にしていくのは自分次第「考えはするものの、物事を決めるときは即決するタイプでした。色々な決断をするとき周りから意外だと思われる決断も少なくなかったと振り返ることができますが、自分の軸が定まった上での決断だったんです。さまざまな物事における決断のタイミングで大切にしているのが、"選択を正解にするための行動" です。良い選択か悪い選択は決断の時には当然知る由もないですが、その決断が良いものになるのも、悪いものになるもの全て自分の気の持ちようだと僕は思っています。自分で下した決断を良いものにするために行動を起こしていくことで、道筋やすべきことも明確になってくる。これは子どもたちにも良くいうことですが、例えばプロになりたいと思って進んだ道が結果的にプロにはなれなかったとします。行った道が必ずしも正解になるとは限らないけど、結果がわかるまでに踏んできたプロセスは必ず別の道でも活きてくる。自分の決断に自信を持って進んでいくことが、人生において後悔を減らす秘訣だと思います。下した決断や、下そうとしてる決断に不安な人は『私らしいのはどっちだろう?』『僕らしいのはどっちだろう?』と考えてみてください。自ずと進む道が見えてくると思いますよ。」「O.R.S.の商品が大衆に広まることで、一つでも多くの命を救うことができる」「お話をいただいた時点では、正直存在を存じ上げていませんでした。この商品を説明していただいた際に、この商品がどういったところで・どういったものに役立てて・どういう人に使ってもらいたいのかというお話を聞いて、とても共感した部分があったんです。サッカーはもちろん、人のためになる情報を発信したいという思いが僕は強いので、その中でO.R.S.が工事現場の方々や原発現場の方々といったような脱水症状と隣り合わせの方々に重宝されているものだということも同時にわかりました。『これが一般にも広まることで、熱中症へのリスクを大幅に防ぎ、救える命が一つでもあるならサッカー選手として、この商品を発信する役割を担いたい。』という思いでアンバサダーを務めさせていただいています。自分の考える自分のこれからと商品への思いが一致するところが多かったので、ありがたいお話でした。スポーツのシーンだけでなく、日常から脱水症状の危険性を身近に感じていただけたらという思いです。」(タブレットを水に溶かすだけ。いつでもどこでも手軽に水分を補給できるO.R.Sはフレーバーも豊富。)チーム一丸となって一つでも多くのタイトルを!「チームとしても良いトレーニングを積み重ねることができています。まずは開幕戦、チームとして100%のパフォーマンスを出せる大切な準備をしていきます。知名度の高い選手が揃うヴィッセル神戸というチームは、どうしても周りからの目標が高く設定されることもありますが、しっかりと足元を見て一試合一試合大事にして、一つでも多くのタイトルを獲得できるよう日々の積み重ねを大切にしていきます。個人としても昨季より得点やアシストの数字で上回れるよう頑張りますし、それぞれの力を集結させ、チーム一丸となって闘っていきます。応援よろしくお願いいたします!」世界での経験から導き出した、"己の方程式" 。日本を代表する選手たちの世界基準のマインドセット日本代表GKが語る、”欧州で活躍し続ける選手になるために必要なマインドセット”