Footballcoach(フットボールコーチ)の動画編集インターンとして活動する村山実生さん。サッカーとの少し複雑な関係を抱えながらも、映像編集の現場で「好き」を再発見し、自身の成長へと繋げています。今回は彼の想いを通して、Footballcoachでのインターンがもたらす学びと気づきを掘り下げます。サッカーの原体験、コンテンツ制作へのこだわり、仲間との関係性、さらには今後への想いまで、じっくりと語ってもらいました。苦しい記憶もあった、それでも離れられなかったサッカーー サッカー経験について教えてください。小学校4年から中学3年までの約5年間、サッカーをプレーしていました。小学校の頃は純粋に楽しかった記憶がありますが、中学では状況が一変しました。全国大会出場経験のある熱心な顧問の先生が赴任し、練習が非常に厳しくなったんです。人数も少なく、体調が悪くてもやめづらい空気があって、無理をし続けるうちに貧血を抱えてしまうほどでした。ー 苦しい記憶が多い中で、なぜ今もサッカーが好きなのでしょう?振り返ってみても、本当に辛かった思い出が多いのに、不思議と嫌いにはなれませんでした。中学時代に納得のいくプレーができなかった分、どこかに「もっとやれたかもしれない」という思いが残っていて。大学に入ってから遊びでフットサルをするようになり、改めてサッカーの楽しさを実感しました。観る習慣もずっと続いていて、リバプールや地元 アルビレックス新潟の試合は今でも欠かさずチェックしています。ー サッカーに情熱を注ぐ中で、印象に残るエピソードは?地元・アルビレックス新潟がJ2からJ1に昇格したときは、本当に感動しました。私は大学進学で地元を離れましたが、逆にその距離があったからこそ、地元チームへの誇りが強まったのかもしれません。帰省のたびに家族や中学時代の友人とスタジアムに行くのも楽しみのひとつ。サッカーは人と人をつなぐ存在であり、日常に彩りをくれるものだと感じています。「サッカー×動画編集」が自分にぴったりだったー このインターンに参加したきっかけは何だったのでしょうか?高校時代から趣味で動画編集をしていました。でも、「編集ができる」だけでは、自分にとって十分な動機にはならなかったと思います。Footballcoachのプロジェクトに惹かれたのは、『サッカー』という自分にとっても大切なものとずっと関わり続けることができるという喜びを感じたから。今はスマホのアプリやSNSで、誰でも動画編集に挑戦できる時代です。だからこそ『何を編集するのか?何を伝えるのか?』という中身にこそ意味があると思っています。ー まさにFootballcoachが掲げるビジョン『熱狂とドラマが、あなたを動かす』が体現された瞬間ですね。はい、まさにそう思います。自分の過去を振り返ると、サッカーは部活やクラブという限られた枠の中だけの存在でした。でもFootballcoachでは、選手や指導者の内面、そこに秘められたストーリーや努力にスポットが当たっています。それを知ることで、過去の自分とも向き合えるし、今の自分にも新しい視点をくれました。誰かのストーリーが、自分の生き方にもリンクしてくる──そんな感覚があります。ー 実際の編集を通して、やりがいを感じるのはどんなとき?素材を何度も見返していく中で、「あ、この人のこの言葉、すごく刺さるな」と気づいた瞬間が好きです。その魅力をどう切り取って、どう伝えるかを考える編集の作業は、とても奥深くてやりがいがあります。自分が引き出したいと思った部分が、実際に視聴者の心に届いたと感じられたときは、本当に嬉しいですね。計画性と“魅力を見抜く力”が育った場所ー インターンを始めて、自分に変化はありましたか?2つ大きな変化がありました。1つ目は『計画性』です。長編動画を編集する際には、締め切りだけでなく、関係者との確認作業や修正対応もあるので、全体を逆算してスケジューリングする力が求められます。学業や他の活動と両立しながらも、細かく時間配分を考えて動く習慣が身につきました。2つ目は『人の魅力を見抜く力』です。特にインタビュー動画は、ただ話を整理するのではなく、その人の個性を伝えるための編集が求められます。ユーモアが魅力の人、熱量のある語り口が印象的な人、それぞれの個性に合わせた編集の工夫をすることで、「この人らしさ」が浮き彫りになる。それがすごく面白いと感じています。ー チームの雰囲気についても教えてください。基本オンラインの活動ですが、ZoomやSlackでのやりとりはとても温かく、活発です。誰かが相談を投げかけるとすぐに反応があったり、関係なくてもコメントやスタンプをくれるメンバーがいたりすることで、心理的な安心感があります。意見が言いやすく、助け合える雰囲気がこのチームの強みだと思います。言葉が刺さった、浅野拓磨選手のあの一言ー 実生さんにとって印象に残っているコンテンツは?浅野拓磨選手のインタビュー動画(3本目)の中で、「20歳になるまでどうしてきているかで、20歳からすることが決まる」という言葉が特に印象に残っています。表面的にはよくある励ましの言葉のように見えるかもしれませんが、浅野選手のそれは、実体験に裏打ちされた重みがありました。%3Ciframe%20width%3D%221920%22%20height%3D%221080%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2Fd9c7gODWp7Y%3Fsi%3Du9CFx9J0jU5oRgNz%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E私は元々、何事も「プロセスが大事」と思うタイプで、いきなり結果だけを求めるのではなく、そこに至るまでの積み上げを丁寧にやりたいと考えています。だからこそ、この言葉には深く共感しました。今この瞬間の行動が、未来の自分に繋がるという感覚。それを浅野選手の口から聞けたことで、自分の価値観に自信が持てた気がします。この動画は、サッカーをしていない人にも観てほしいです。夢を追っている人、キャリアに悩んでいる人、日々の積み重ねに自信を持てない人──そういった誰もが、浅野選手の言葉に励まされると思います。「積み重ねることの意味」を静かに教えてくれる、そんな力のあるインタビューです。編集者としての視点と、人との出会いー 編集を通じて気づいたことがあれば教えてください。素材を繰り返し見ていると、話している方と実際に会ったことがないのに、どこかで「知っている人」のような感覚になるんです。それってすごく不思議で面白い体験で、まるで映像を通して人と出会っているような感覚です。今では編集作業そのものが、新しい人と出会う場だと思えるようになりました。ー 最後に、これから参加する仲間にひとことお願いします。YouTubeで視聴するだけではわからない、映像制作の“裏側”を体験できるのが動画編集インターンの魅力です。何度も素材を見返して、その中にある言葉や表情から、その人の魅力を引き出していく過程は、映像を超えた「人間理解」のプロセスだと思います。興味がある方は、ぜひその一歩を踏み出してみてください。▼インターンへのご応募はこちらからhttps://forms.gle/mPfHcp5xEn47oJZc7▼あわせて読みたい!情熱を編集するFootballcoachメンバーたち「サッカー×動画編集」未経験から挑戦!インターンで見つけた成長の原点「情熱を、編集せよ」Footballcoach編集長 多久島皓太が語る、新たな挑戦