今回は、Footballcoachオリジナル企画として展開している指導者名鑑の魅力に迫ります。Footballcoachとして私たちがコミュニティを運営させていただけるのも、さまざまなフィールドで活躍されているサッカー指導者の方々によるご協力があってこそ。日本全国はもちろん、海を越えて海外で活動されているサッカー指導者の方も大勢いらっしゃいます。日本が『W杯で優勝し、サッカーで幸せになる国』を目指す過程で、サッカー指導者の方々の力が必要不可欠だと感じています。そんな未来を思い描きながら、我々Footballcoachとしてできることは指導者の方々の声を、想いを発信すること。そこで誕生したのが『指導者名鑑』です。"言葉を大切にする指導者" を発信私たちが日々感じるのが、『指導者の方々は、”言葉” を大切にされている』ということです。サッカーにおいてコミュニケーション力は欠かせないとされていますが、日々選手たちと共に高みを目指す指導者の方々は特に言葉を大切にされているのだとFootballcoachでお話しさせていただくさまざまな指導者の方から感銘を受けました。そこで、Footbalcoachにご参加頂いている指導者の方々を対象に ”指導者の声” に着目し、発信しています。それが『指導者名鑑』です。指導者名鑑は、取材の様子を記事にてFootballcoach公式HPに掲載中です。さらにオンライン取材の様子を全編動画にて公開しており、会員の方はオンライン取材へのリアルタイム参加も可能です。普段なかなかお話しすることのできない指導者の方との交流の時間ももうけておりますので、取材後に公開される記事に先立って指導者の方の人となりを知れる貴重な機会になっております。過去ご協力くださったサッカー指導者の方々Footballcoachは、キッズ年代からトッププロまでさまざまなカテゴリーで活躍する指導者の方がいらっしゃいます。欧州のトップレベルで指導歴がある方・代表監督をされている方・Jリーグクラブでコーチ経験がある方や現役で指導されている方・元日本代表選手でWEリーククラブのGKコーチ・高校で部活動を指導されている先生・地域の街クラブを指導される方など一括りに指導者といっても、普段指導する選手が全く違う方々。中には、イギリス ロンドンで日本人のみの日系クラブチームを率いておられる方もいたりとまさしく十人十色です。ここからは、これまでの指導者名鑑にご協力いただいた方を一部ご紹介します。・河岸貴さん(Kiot Connections 代表・元シュトゥットガルトトップチームコーチ)2011年、岡崎慎司選手の加入に伴いドイツ一部リーグの名門 シュトゥットガルト トップチームに昇格しコーチに。ティモヴェルナーやヨシュアキミッヒをはじめ、優秀なプロ選手を育成し、トップチームではリューディガー、レノなど現在世界トップレベルの選手たちを指導してきた経験をお持ちです。欧州トップレベルを見てきた河岸さんが指導者を志すきっかけになったものや、ドイツに渡った経緯、日本の指導者に伝えたいメッセージなどをお聞きしました。・水野嘉輝さん(London Japanese Junior FC 監督)サッカーの母国、イングランドのロンドンで日系街クラブを率いる水野さん。選手からスタッフまでAll Japan の世界的にみても稀なクラブで、日本人の可能性を信じ、世界と常に戦い続ける指導者です。Jリーグの下部組織でプレーした経験もあり、日本とイングランド 両国のサッカーを肌で体感してきました。さまざまな国のサッカー観を持ち合わせ、それぞれの良さを語る水野さんから ”これからの日本の指導現場で必要になるもの” や ”ご自身がロンドンで目指す街クラブのあり方” をお聞きしました。・河内一馬さん(鎌倉インターナショナルFC 監督)2022年シーズン、神奈川県社会人リーグ一部昇格を果たした鎌倉インターナショナルFCを率いる河内さん。アルゼンチンで、南米サッカー連盟最高位ライセンスを取得し鍼灸師資格も持つサッカー指導者です。自身が専門学生時代に培った東洋、西洋医学の知識から学んだ『東洋と西洋における物事の捉え方の違い』をベースにサッカーという文脈で執筆した著書『競争闘争理論』はJリーガーやサッカー関係者からも人気。そんな河内さんがご自身のこれまでとこれからを語ってくださいました。サッカー指導者、執筆活動、NPO活動や自チームのブランディング。多岐に渡り活動される河内さんの心中に迫っています。指導者にスポットライトを。これまで、さまざまな方に取材させていただきお話ししてきた中で改めて感じるのは「日本にはこんなにも素敵な言葉を操る指導者の方々がいる」ということ。指導するカテゴリーは違えど、それぞれの指導者の方から共通する部分や選手たちを第一優先に考える ”選手ファースト” を感じることができます。サッカーを愛する子どもたちや選手たちが、サッカーを嫌いになる理由をなくしたい。スポーツ界やサッカー界にまだまだ蔓延る体罰や暴力、その他のネガティブ要素にFootballcoachにご協力いただいている指導者の方々と一緒に向き合い、指導者の方一人一人のポジティブな取り組みや姿勢を発信することが我々にできることであり、サッカー界に微力ながら貢献できる部分であると考えています。指導者の方々の人となり、発する言葉、表情、秘められた想いその全てに指導者名鑑という企画を通してスポットライトを当てることがこの企画の意義であると信じて、引き続き素敵な指導者の方々を発信していきます。