私たちの憧れとして、プロの舞台で戦う現役選手たち。誰もが目指す夢の舞台に登り詰めた彼ら彼女らにとってのこれまでは、決して順風満帆な道のりではなかったようです。今回は、そんな現役プロ選手たちのサッカー人生に大きな影響を与えた『人生のターニングポイント』に迫る企画を紹介します。人生の分岐点となる経験から、今想うこと日々、プロの舞台で様々な葛藤と向き合う選手たち。大きな挫折を経験し、それを乗り越えたからこそ見えた栄光。恩師となる指導者との運命的な出会いや、長い期間プレーから離れざるを得ないほどの大怪我、ある大会での優勝や勝利など心にのこる何物にも変え難い喜び。美しい時間も苦しい時間も、選手それぞれによって大きく異なります。そんな時間や経験を得ることで、一回りも二回りも成長し続ける選手にとって、サッカー人生に大きな影響を与えた『人生のターニングポイント』はいつだったのか?その時何を思い、今どのように自分自身に影響を与えているのか?プロ選手になれた理由やプロ生活の中で味わった挫折など普段は話すことのない本音に、選手と親交の深いサッカー指導者が迫ることで、現役プロ選手たちが歩んできた道を辿ります。これまで、そしてこれからの原動力ここからは、これまでに開催した当企画を紹介していきます。「選ばれている選手がそれじゃダメだよ」奮い立った恩師からの一言2023年アジア大会では日本代表GKとして優勝に貢献した ちふれASエルフェン埼玉GK 浅野菜摘選手。「山郷さんがいたから、試合に出れるありがたさを痛感するようになりました。」 女子日本代表のレジェンドGKで、所属クラブの元GKコーチ山郷のぞみ氏からかけられた一言が変えた浅野選手のサッカー人生を辿ります。世代別W杯 最優秀GK受賞の栄光と帰国後の挫折U17W杯で日本を優勝に導き、大会最優秀GK賞も受賞した マイナビ仙台レディース GK 松本真未子選手。若い年代から注目され栄光を掴んだ松本選手でしたが、帰国後に自分の実力を疑うほどの挫折を経験したと言います。その挫折や苦悩から、どのように立ち直り現在の選手生活を送っているのか? 本音に迫りました。結婚式の八日後には無職に。現役Jリーガーが語る苦境を乗り越えた心境とマインド世代別では日本代表に名を連ね、高校、大学と全国屈指の名門校を経てJリーガーとなったモンテディオ山形 GK 藤嶋栄介選手。そんな藤嶋選手が味わった苦境は、結婚式八日後に通達された契約満了でした。「頭が真っ白になったけど、とにかく必死に練習するしかなかった。」当時を回想して今想うこと、挫折から立ち上がる原動力になった応援してくれる存在のありがたみなどを語ってくださいました。過去の栄光も挫折も、全て今に繋がっている。この企画では、現役プロ選手たちのサッカー人生に大きな影響を与えた『人生のターニングポイント』に焦点を当てています。喜びも、悔しさも "ターニングポイント" と捉え、それを全て力に変えて歩みを止めなかった選手たち。全ての経験を次に繋げるマインドや心持ちは、サッカーだけに限らず人生を生きていく上で我々に多くの気づきを与えてくれます。選手たちのこれまで、今、これからに触れることで、我々も常に高みを目指していければと思います。自信の持てなかった私を変えてくれた、指導者との出会い成功と挫折。新たに芽生えた ”サッカーとの向き合い方人生最大の困難から立ち直った、藤嶋栄介のマインド変化