プロの世界で自らの武器を発揮し、チームメイト、監督からの信頼を勝ち取り続けてきた田中順也さんと近藤直也さん。柏レイソルの黄金期を共に支え、クラブの最前線で戦い抜いた経験を持つ二人が語る、現役時代に磨かれた「人間性」と「勝負の哲学」を軸に、人づくりの流儀を掘り下げる🗣️勝利や敗戦から学んだ教訓、クラブと地域が果たす役割、そして指導者としての言葉や行動に込められた思いが共有される全三本の対談動画より、一部抜粋してお届けする。古巣 柏レイソル好調の理由とは%3Ciframe%20width%3D%221920%22%20height%3D%221080%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F4o-NsJzTMUo%3Fsi%3DBOP4ntPhA2jzh_ey%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E田中:レイソル、今シーズンすごく調子がいいですけど、ドゥさんから見て今のチームってどう映ってますか?近藤:しっかりボールを握れているよね。立ち位置はある程度決まってるんだけど、その中で流動的に動いてる。誰かが動いたら、そこを別の選手が自然に埋める。その意思疎通がすごくできている印象がある。田中:外から見ると、結構自由に動いているようにも見えますよね。近藤:そう。でも適当に動いているわけじゃなくて、誰がどこに入るかが共有されている。だからマンツーマンではめに行こうとすると、逆に相手が迷う。田中:それを1年で作り上げたのは本当にすごいですよね。近藤:正直、監督の手腕は相当大きいと思うよ。残留争いしていたチームを、翌年に優勝争いできるチームにするのは簡単じゃない。ネルシーニョが植え付けた「勝者のメンタリティ」%3Ciframe%20width%3D%221920%22%20height%3D%221080%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FwPo3juYuFrg%3Fsi%3D088BGOIF2fMTXfu4%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E田中:僕らが経験したネルシーニョのサッカーって、今とは全然違いましたよね。近藤:チームとしての戦術はほとんどなかったよね(笑)。でも、原理原則とメンタリティは徹底してた。1対1で潰す、球際で負けない、試合に命を懸ける。ネルシーニョの持っている良さは、そういった "闘争心"。そのレベルが異常に高かった。田中:ピッチに立つ姿勢そのものを求められていた感覚があります。近藤:そうそう。日本人の感覚とは違うぐらいの熱量だった。勝つために何を犠牲にできるかを常に突きつけられてた。CBとして求められてたのは対人。とにかく潰せ、相手に何もさせるなっていうところだね。田中:勝ってたら機嫌がいいからあまり何も言われないけど、みたいな感じでしたよね(笑)。近藤:そうそう。基本は「シンプルでいい。リスクを負うな、守備の準備をしろ。」って感じで、必要な時は自分たちで工夫していた。うまく回らない時に、選手同士で話してポジションを変えるのは主体性だったと思う。プロで生き残るために必要な「逆算力」田中:ドゥーさんって、現役時代から将来を見据えて動いていた印象があります。近藤:親に言われたわけじゃなくて、プロになれなかった時の選択肢を増やしたかったんだよね。だから勉強も手を抜かなかった。田中:中学生でそこまで考えられる選手って、正直かなり少ないですよね。近藤:少ないと思う。でもプロに入ってからも一緒で、試合に出られなかったら「何が足りないか」を考えるしかない。田中:感情よりも、事実を見る力ですよね。近藤:そう。他責にした瞬間に成長は止まる。逆算して行動できるかどうかで、キャリアは大きく変わる。田中:それは引退後の人生にも通じますよね。近藤:全く同じ。今の仕事も、全部逆算で考えてる。半年間の謹慎が変えたもの──近藤直也が自分と向き合った時間%3Ciframe%20width%3D%221920%22%20height%3D%221080%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F7DQYX52yJlA%3Fsi%3Ds77HJQSrwIGVuD6T%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E田中:ドゥーさんがプロとして大きく変わったきっかけってあったんですか?近藤:あるね。スタメンに絡めなくて、ボランチで使われたりして、正直うまくいってなかった時期だった。その時に監督に反発してしまってから半年間の謹慎になったのよ。あれはかなり大きかった。田中:相当きつい時間ですよね。近藤:きつかったよ。クラブに見放されるんじゃないかって本気で思った。この年でクビになる可能性もあるなって。田中:その時間、何を考えていたんですか?近藤:ずっと矢印を自分に向けるしかなかった。足りない部分は何か、試合に出られない理由は何か。誰のせいにもできないから。田中:外に矢印が向いていたら、状況は変わらなかったかもしれないですね。近藤:本当にそう。もしあの時、自分と向き合ってなかったら、その後ネルシーニョが来て最初の試合で使われても、結果は残せなかったと思う。田中:準備していたからこそ、チャンスを掴めた。近藤:そう。スタメンじゃなくても、紅白戦でも100%でやる。いつ呼ばれてもいい準備を続けることしか考えてなかった。あの謹慎がなかったら、今の自分はないと思うからターニングポイントだね。▼あわせて読みたい!多種多様な指導者の人づくりの流儀スポーツが育む“人間力” | バリュエンスCEO 嵜本晋輔×ガンバ大阪レジェンドスカウト二宮博が語る『成長の方程式』「教えない、考えさせる」──田中順也×吉村雅文が語る、サッカーと教育の交差点サッカーとビジネスから考える――組織に「勝利」をもたらすリーダーの条件とは?「目的を明確にし、楽しみを与える」有望選手を輩出し続けるスペイン人指導者が訴える、"指導者としてのあり方"経営者、サッカー指導者たちが原体験から確立した各々の哲学『人づくりの流儀』